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SESで同じドメインを複数リージョンで検証する場合のRoute53設定方法

SESで同じドメイン複数リージョンで検証する場合

Amazon Simple Email Service(Amazon SES)でドメイン検証を行う場合、Route53に検証用のTXTレコードを追加する必要がありますが、複数リージョンで同じ設定をする場合、Route53側のTXTレコード設定に注意する必要があります。

たとえば、バージニア北部・オレゴンアイルランドでそれぞれ同じSenderドメイン「hogehoge.jp」をVerifyしたい場合、マネジメントコンソールでそれぞれ「Verify a New Domain」を行い、発行されるTXTレコードを取得します。

下記のように「Record Value」の部分が違うレコードがそれぞれのリージョンで取得できると思いますので、これをRoute53にTXTレコードとして追加します。

バージニア北部 "Record name","Record type","Record Value" "_amazonses.hogehoge.jp","TXT","XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"

オレゴン "Record name","Record type","Record Value" "_amazonses.hogehoge.jp","TXT","YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY"

アイルランド "Record name","Record type","Record Value" "_amazonses.hogehoge.jp","TXT","ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ"

Route53へのTXTレコード登録方法

Route53で対象のHostedZone設定に移動し(この場合「hogehoge.jp.」)、「Create Record Set」でTXTレコードを追加します。 Valueにはそれぞれのリージョンで発行された「Record Value」を”改行区切り”で記入します。

Name: _amazonses.hogehoge.jp

Type: TXT

Value:

"XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"(改行) "YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY"(改行) "ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ"

参考情報:Amazon SES のドメインの確認に関する問題

同じドメイン複数回確認しようとしていて、同じ名前の TXT レコードを複数持つことができない - 異なるリージョンで送信しようとしている場合や、同じリージョンの同じドメイン複数AWS アカウントから送信しようとしている場合は、複数回ドメインを確認する必要があります。DNS プロバイダーにより同じ名前を持つ複数の TXT レコードを持つことが許可されない場合は、2 つの対処法があります。1 つ目の対処法は、TXT レコードに複数の値を割り当てることです(DNS プロバイダーによって許可される場合)。たとえば、DNSAmazon Route 53 によって管理されている場合、次のように、同じ TXT レコードに対して複数の値をセットアップできます。 Amazon Route 53 コンソールで、最初のリージョンのドメインを確認したときに追加した amazonses TXT レコードをクリックします。 [Value] ボックスで、最初の値の後にカーソルを置き、Enter キーを押します。 追加のリージョンの値を追加し、レコードセットを保存します。 もう 1 つの対処法では、ドメインの確認が 2 回だけ必要な場合に、1 回目は TXT レコード名の amazonses を使用して確認し、2 回目は amazonses をレコード名に含めずに確認することができます。ただし、ベストプラクティスとしては最初の解決法をお勧めします。